2010年 9月 の記事

【iOS4】CydiaのChangesにバッヂを表示させたい。

iOS4にアップデートして、さらにJailBreakMeで脱獄すると、Cydiaがインストールされます。このCydiaはApp Storeでは承認されないようなAppが有料、無料を含めアップされている所です。iOS3.1.3までで、脱獄ツールSpiritまでは問題ありませんでした。それが、iOS4でJailBreakMeをすると使い勝手が変わってしまいます。
まず、

1.ステータスバーをスワイプしても、SBSettingsが呼び出されない。

2.購入したAppにアップデートがあった際にChangesにバッヂが表示されない。(ホームのアイコンにはバッヂは付きます)

1.に関してはCydia側の仕様です。
2.はSpiritまでのCydiaから、バージョンアップした為だと思います。(バグなのかな?)

今回はこの2.に対して、バッヂを表示させる方法になります。これは、Cydiaのバージョンをダウングレードする事で可能となります。

お約束ですが、元ファイルのバックアップをお忘れなく‼
JailBreakMeで入ったCydia.appもバックアップしておくと後々、便利かも知れません。/var/stash/Applications/Cydia.app

まず、iFileなどで

/var/lib/dpkg

を開きます。

ここにある、statusというファイルを修正します。

タップして、テキストビューワーで開きます。

真ん中よりやや下あたりにCydiaという項目があると思います。(レポジトリの数によって変わるかも知れませんが根気良く探して下さい)

そこのVersion: 1.0.3221-72
を1.0.3201-71に、書き換えます。
修正の際、入力の際のタップや言語切替にはタイムラグがあるので焦らずカーソルが出たら修正作業を行ってください。

修正後、上書き保存します。

次に、Cydiaを開きます。

Manage→Packages→Cydia Installer
を探して、タップします。すると、確認のダイアログが出るのでUpgradeをタップで旧バージョンにします。

念のため、再起動します。

Cydiaを立ち上げHome・Cydiaの一番下にバージョン1.0.3201-71が記載されていますので、確認して見てください。

次回から、購入したAppが更新されれば、Cydiaを立ち上げた時にChangesにバッヂが表示されます。

ただし、アイコンなどはRetina非対応になってしまいます。ホームのアイコンはRetina対応アイコンに出来ます。Home・Cydiaの下段にある5つのアイコンをどうしても換えられないで奮闘中です。
アイコンファイルをごっそり入れ替えるだけじゃダメ〜?

※万が一、ダウングレードされなかった場合、やっぱり最新でいいやという時はJailbreakMeする事で、Cydiaが1.0.3221-72になります。(PDF Patcherを入れてあれば、一度削除です)

【iPhone4】Retina未対応アイコンを、Retina対応にする。

【大切】ここで紹介するファイルを弄る際は元ファイルのバックアップをお忘れなく!

iPhone 4の大きな目玉機能の一つである、Retinaディスプレイ。解像度が上がり、アイコンやフォントがはっきり、くっきり表示されるようになりました。AppもアップデートでRetina対応になったりしています。だからといって、全部が全部対応していないのも事実。アップデートまで根気よく待ちますか?僕は待てなかった。

待てないなら、自分で作ります!と言う事で今回は、App Storeで購入したAppでアイコンがぼやけていたり、ギザギザのアイコンをRetina用にするものです。iPhone 4&新型iPod touch以外は対応しませんが、3G・3GS、iPadユーザーの方でも作り方を覚えておいて損は無いと思います。アイコンサイズは最後に記載してありますので、参考にしてみてください。

ここでは、Macでの作り方です。Windows機での作り方は分かりません。が、使うツールに違いはあると思いますが、画像編集ソフトやWidows用のProperty list Editorがあれば出来ると思います。plist Editor for Windowsがあります。他はここ

使用するApp

これらのツールを用いた説明です。
MoroccoというAppを編集してみます。

1. iPhone Explorerなどで、編集したいAppを選択。iDeviceからAppsを開く

ここではMoroccoを選択します。Othello.appを開きます。

この中から、info.plistを見つけて、デスクトップなどにドラッグ&ドロップでコピーします。

次に、Desktopに置いた、Info.plistを開きます。Property List Editorが起動します。

Viewタブから【Show Raw Keys/Values】を選択。

Information Propertylistを反転させ、左上のAdd Child+をクリックして【CFBundeIconFile】を選択して最後尾にsを付けて【CFBundleIconFiles】にして追加します。【CFBundleIconFiles】の上で右クリックし、Value Type→arrayをクリック。【CFBundleIconFiles】の頭に▶が付くのでそれをクリックし▼します。【CFBundleIconFiles】を反転させ、左上の【Add Child】をクリックすると下に【item 1】が追加されます。右の【Value】にIconファイル名を加えます。例えば、アイコンの編集で名前をIcon@2xにするなら、【Icon@2x.png】と追加します。小さいアイコンも加えておきたいなら、【CFBundleIconFiles】を反転、左上の【Add Child】をクリック。下に【item 2】が追加されるので同じ要領でアイコンファイル名を加えていきます。Icon-Small@2x.pngなど。

この***@2x.pngがRetina対応のファイル名です。これで、plistの編集は終わりです。

次に、アイコンの編集です。iTunesを開きます。ライブラリのAppを開きます。

ここでは、Moroccoのアイコン上で左クリック→情報を見る→アートワークタブ。

このアイコンをデスクトップなどへドラッグ&ドロップでコピーします。

コピーされたアイコンを開きます。プレビュー.appが起動しアイコンが表示されます。

サイズを調整を選択します。

幅と高さを114pxに設定します。それぞれ入力したらOKをクリック。

次に、ファイルタブから【別名で保存】します。

名前にRetina用のファイル名『Icon@2x.png』と入力します。(拡張子は付けなくても大丈夫です)

最後に、編集したファイルをiDeviceに戻します。iPhone Explorerなどを開き、Info.plist , Icon@2x.pngをMorocco→Othello.app内にドラッグ&ドロップで戻して下さい。上書き保存するか?と聞かれたらYes。終わったら、iDeviceを再起動(Respring)して下さい。反映されていなければ、再Respring。

この他にも、Spotlightなどに表示されるSmall版やiPad版、3G(S)のSmallアイコンが編集出来ます。その際のファイル名やアイコンサイズが変わります。

  • iPhone4用(Home)

アイコンサイズ:114 x 114
ファイル名:Icon@2x.png

  • iPhone4用(Small)

アイコンサイズ:58 x 58
ファイル名:Icon-Small@2x.png

  • iPad用(Home)

アイコンサイズ:72 x 72
ファイル名:Icon-72.png

  • iPad 用(Small)

アイコンサイズ:50 x 50
ファイル名:Icon-Small-50.png

  • iPhone3G(S)用(Home)

アイコンサイズ:57 x 57
ファイル名:Icon.png

  • iPhone3G(S)用(Small)

アイコンサイズ:29 x 29
ファイル名:Icon-Small.png

となりますので、興味のある方は試してみて下さい。

plistの編集とアイコンの編集、どちらが先でも構いません。やりやすいやり方問題ありません。ただし、ファイル名など間違えるとiDeviceに反映されないので気をつけてください。

注意:ここで変更したものをバックアップしないでください。次に同期させる時に、iTunesからiDeviceへ同期されなくなります。